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春のヘッドホン祭り2014 角田郁雄先生の講義「ハイレゾ、LP、SACDなど、好きなメディアをいい音で楽しもう !」

 去る5月11日に開催されたオデオ・プロフェッサーである角田郁夫氏の講義に参加してきた。

システムは最新鋭かつ最高級のプロダクト(product)を使用しており、私にとってまたとない良い機会となった。

筆不精なのと記憶が曖昧でよく覚えていないが、これから簡単な文面で筆を走らせようかと思う。

なお、文章の校正は一切していない。

私の思うがままのインプレッション(impression)、強いては素直な拙文をみてもらいたい。

場所は中野サンプラザ。ビル15階フォレストでオデオ・プロフェッサー角田の講演会が開かれていた。

私はオデオ・プロフェッサーの講義が、これから始まると思うと胸の高鳴りを抑えることができなかった。

会場はすでに満席。

オデオ・プロフェッサーの「音いいねえー」といった言葉が響き渡る。

自分の素直なキモチをディスクライブ(describe)することは非常に重要なことである。

また、簡単な言葉で相手にわかりやすく伝えるということは忘れがちだが、この情報化社会で生きる上で欠かせないと思う。

「パリッ」新品のSACDのフィルムを剥ぐ音が耳を刺激する。

「CDを石鹸で洗浄する手法」や「二度読み法」といった、こざかしいことをする必要はない。

プロフェッサー自ら選んだ機材が奏でる、まろやかで豊潤な空気感や広大なダイナミックレンジと透明感あふれるサラウンドを堪能できたのである。

「ズバンとでてくるような厚い音」「聴くとやはり、音がすごい良いんで」

「それでもけっこう聴けるぞ」「これ音いいんだよね」

純粋にオデオを楽しもうという姿勢をみなさんお忘れではないだろうか。

見習おう。

プロフェッサー角田の解説を踏まえて、SACDの名盤が歌いだす。

中にはプレミアと呼ばれるものもあったようだ。

ソースはスーパーオーディオCDと最近はやりのハイレゾリューション音源(ハイレゾ、スタジオリマスター)のファイルが使用され、システムは、これまた最近、巷をにぎわせているネットワークオーディオ(PCトランスポート)であった。

私は、オデオの「今」を垣間見た気がした。

また、「シュッシュッ」とiPadをマニュピレート(manipulate)する姿は、まるで「音楽」を自在に操る奏者のようだった。

オデオの世界では聞きなれない言葉が散見される。

深い感動は知識なしには得られない。

得にネットワークオーディオにおいては、師いわく、「膨大な量のデータを扱うのがデジタルの楽しみ」であり、扱うには「ものすごく知識が必要になる」らしいのだ。

ひいては、無数にある音楽情報を最新鋭の機器で扱うことで、音楽に込められた作曲者の想いや演奏家の情熱を紡ぎ味わうことができるのだと思う。

それが我々にとっての音楽を聴く幸せではないだろうか。

わかるかなー? 貴方に。貴方の感性で。貴方のプラスティックのような感性で。

「弟子にしてやろうかな」「……といったフィーチャー(feature)があります」

「シンバルやベルの音の輝きが増す」「どうですこの音」

「マイルスのトランペットが噴射するような音」

先生はネットワークオーディオの先駆者である。

部屋がサウンドフィールドに包まれる。これはヒトに何を語りかけるのか。

このシステムが放つサラウンドは音楽を愛する者へ、鮮明かつ奥行きのある深い音、絡み合うハーモニー、ハイビット・ハイサンプリングのハイレゾ粒子、全く違う次元の音、インパルス、空気感、心が震える感動、解像度の高い音、音楽に対するデザイア、領域を超えたサラウンドの理想を伝えてくれる。

「僕は結構、省エネ派なんだ」「エモーション。空間性がでてくる」

「これ音いいんだよね」「LANケーブルからネイティブに出力される音が……」

「1ノットさげて」「八時半」

宇多田ヒカルの『Automatic』が流れる。

http://www.e-onkyo.com/music/album/uml7069/

プロフェッサーが言う「音いいねぇ」

言葉の重みが違う。けだし名言である。

96kHz/24bitのハイレゾファイルためか、筆舌することができない広大なダイナミックレンジを感じる耳障りの良い素晴らしい音だった。

その後も、192kHz/24bitのファイルやDSDファイルといった素晴らしい音源が奏で続けた。

バーンとでてババンとでてくる音。ドンと迫ってくる音……。

中世の吟遊詩人が奏でた音楽を現代のシステムで再解釈をし「想いのテーマ」を物語るオデオはなんて素晴らしいのだろう。

私は、まるで摩訶不思議な世界――未体験のゾーンを味わってしまった。

最新鋭かつハイエンドのシステム。

最高級のマテリアルを使用した機材の数々である。

 左下に鎮座しているのは、

DSD対応のネッワークプレイヤーであるLUMIN(ルーミン) A1。

Octave (オクターブ)のJubileePreamp(ジュビリープリアンプ)。

400万ぐらい。

商品のリンクでステマドットコムを挙げてみたが、

ステマドットコムのチンカス共が買えるわけがない。

http://kakaku.com/item/K0000517574/

http://www.fuhlen.jp/octave/products/jubileepreamp.html

エクストリームなネットワークプレイヤーである

LINN KLIMAX DS/K  リン クライマックスDS/K

約220万である。

サウンドフィールドを融和し、新たな価値観やセンシビリティを創造するにちがいない。

http://www.linn.jp/products/detail/ds.html

 日本のバッファローが作ったDELA N1Z。

デラが持つこの表現力に……この音に――聴衆は酔いしれた。

写真は、究極のオーディオNASをうたうN1Z。

研ぎ澄ませれた機能美とアルミの削りだしによる外観、デザインは全ての人を魅了するに違いない。

SSD(ソリッドステートドライブ)を搭載し、RAID 1(ミラーリング)となっている。

また、LANケーブルからサラウンドがネイティブに出力されるフィーチャーが持ち味となっている。

私が思うに、N1Zはピュア・オーディオへの挑戦だと思う。

N1Zが放つハイディフィニションサラウンドは貴方をオデオの世界へ誘うに違いない。

お値段、約75万円ぐらい。

http://kakaku.com/item/K0000646091/#tab

オデオ・プロフェッサーは廉価版であるN1Aも勧めている。

http://kakaku.com/item/K0000646092/

興味がある方は一聴してみてはいかがだろうか。

最初から良いものを買ったほうがいい。強く勧める。

スタイリッシュなiPadでマニピュレートできる点も素晴らしい。

 オデオのエナジーである電源にも気を抜かない……。

影の役者である電源は、歌舞伎でいう黒衣である。

 スピーカーはPIEGA Coax 90.2

コンチネンタルな良い音がするスピーカー。

お値段220万ぐらい。

http://www.piega.jp/products/coax902.html

 現代の真空管アンプであるMRE220。

お値段、約230万円。及び強化パーツなど。

http://www.fuhlen.jp/octave/products/mre220.html

感じたことを言葉であますことなく表現することは難しい。

だが、感動を伝えることはできる。

オデオの世界ではたゆまぬ努力、真摯な向上心が重要なファクターなのだ!!

空間に音像がくっきりと定位し、

目をつぶれば、演奏家がそこにいた。

演奏家がそこにいたんです。

 目をつぶればいつだってコンサートホールにワープできる。

電源を入れれば、稠密な音楽が展開され――

奏者の想いをあますことなく伝えてくれる。

 これらは現代の「アーティファクト」ではないだろうか?

 タブレットコンプターであるiPad

iPadをマニピュレートするその様は、現代の演奏家だ!!

指先で「想い」を伝えたい。

受講生の質問に答えることは、指導者にとって忘れがちだが非常に重要だ。

見習おう。

  オデオの講義は素晴らしかった。

本日、学んだことは、やはり「金」の重要性。

金が物をいう。

会場全体に響き渡る――レゾナンス……

このレゾナンスを胸に私自身の「オデオ道」を邁進していきたいと思った。