情強の定義
ゼロ年代以降から情強という言葉をよく聞くようになりました。
「情強は――」「――最強!」
といった文言の羅列はよく見られるようになり、
俺も情強になりてぇなぁ、と思った人も多いことでしょう。
ですが、情強の定義とは? ナード? オタク? キモオタ? ギーク? 専門家モドキ?
情強の意味合いははっきりしていないかように思われます。
話は変わりますが、「PCができる」「パソコンができる」「PCが得意」といった
これらの言葉は、環境や状況に応じて変わってくるかと思われます。
ある場面では、タイピングの速度が速ければPCが得意と言え、MOSを持っていれば、ICTスキルが高いと言えるでしょう。
また、フリーソフトを巧みに使えれば、限られた環境下ではPCができると言えるでしょう。
コードが書けなくても、Adobe Museを持っていればPCが得意なわけです。
ハードに詳しければ情強と言えますし、ハードに詳しくなくてもソフトに詳しければ情強と言えるわけです。
みんなは一様に情強と言いますが、情強という言葉の意味合いは多岐に渡るのです。
当然、言葉としての欠点も兼ね備えています。
貴方がJAVAのスペシャリストであっても、スマートフォンのスペックの情報を知り、それらに詳しくなくては情強とは呼べません。
つまり、情強というのはそこまで専門性を備えていないという逆説にもなっているのです。
これらの要因から導き出される情強の定義というのは、
専門家並みではないにないにしろ、デジタルデバイドの観点から使える側におり、インターネット集合知に迅速にアクセスできる環境下にいる者。家電の商品知識に長け、専門家ではないが、正確ではないにしろ、優位性、劣勢をそれとなく把握できるもの。
すなわち、情強になるには、
一日15時間ぐらいインターネットにアクセスすればいいんじゃね?
たぶんそうだよ。